「ありがとう」「幸せ」と社員に言わせる会社からは、逃げるは恥だが役に立つ

はれのひ
はれのひ株式会社は、神奈川県横浜市で振袖の販売、レンタル、着付け、フォトスタジオを運営していた企業。
2018年(平成30年)1月8日(成人の日)に突然休業し、翌1月9日より全店舗を閉鎖し事実上の事業停止状態となった[4]。同年1月26日に横浜地方裁判所から破産手続開始決定を受けた[7]。

はれのひの創業者であり元社長の篠崎洋一郎氏。詐欺罪で懲役2年6月の実刑の判決が下りています。

この篠崎元社長が、従業員に復唱させていたのが"はれのひキラキラ言葉"。

「感謝してます」
「ありがとう」
「ツイてる」
「幸せ」

こうした言葉を、毎日、従業員は大きい声で言わされていたのだそうです。

"はれのひキラキラ言葉"のベースになっているのが、実業家の斎藤一人氏が提唱する天国言葉とネットでは書かれています。篠崎元社長のオリジナルではないということですね。

”長者番付トップ100に見る「驚愕の格差」〜人生が狂った大富豪たち
”という記事では、以下のように書かれていました。

「そもそも、一人さんはあれだけ莫大な富を得ながら、幸せそうには見えませんでした。病気になる前は複数の女性幹部と全国を転々としていました。一見、自由気ままでストレスがないように見えて、その実、ストレスから逃げ回っているようにしか見えなかった。
おカネにもケチで、一緒に旅行してもすべて割り勘です。」

「ありがとう」「幸せ」と言わせることで、従業員を思考停止させるのが、経営者側の目的かもしれません。「こんな雇用形態はおかしい」「もしかしたらブラック企業ではないか」と従業員に思わせないように、キラキラ言葉を連呼させていたとも考えられるでしょう。

つまりは、経営者側がサイコパスということ。

ならば、「感謝してます」「ありがとう」「ツイてる」「幸せ」と従業員に連呼させる会社は、ブラック企業ということです。ですから、従業員側は逃げるのが正解。

だいたい、「ありがとう」は外部から強制されるものではなく、自然と心の底から湧いてくる感情ではないでしょうか。感情が伴わないのに、ただ言葉を口にしたところで、むなしい……

「感謝してます」「ありがとう」「ツイてる」「幸せ」と口にしたところで、うまくいかないことは、図らずもはれのひが証明してくれました。

もう一つ。
「感謝してます」「ありがとう」「ツイてる」「幸せ」と口にしながら仕事を続けることは、顧客まで不幸に陥れる可能性が高いということ。
私たちはつい、「自分さえ頑張れば……」と思い込みがちですが、サイコパス社長のブラック企業従業員が頑張るということは、ブラック企業を存続させることにつながります

ブラック企業が消えなければ、被害者が増え続けるのです。ならば、責任を負うよりも、逃げたほうが社会にとってもプラスになるのではないでしょうか。

なんだか頑張ることが、テレビのドキュメンタリ番組などで美談として扱われがち。しかし、美しさよりも、社会に住む多くの人に役に立つことを優先的に考えたいものです。
こんな会社でも逃げてしまうことには抵抗感があるでしょうが、そうしたほうが、後々みんなの役に立つということです。